FOR MEDICAL

医療従事者の皆さまへ

ウェブサイトを訪れてくださいましたことを心より感謝申し上げます。このページをご覧いただいているということは、妊婦さんからの「ヒプノバースで出産したいのですが受け入れてくださいますか?」といった要望があったからかもしれませんし、もしくはご自身で興味を持ってくださったからかもしれません。いずれにしても興味を持ってくださいましたことを嬉しく思います。

このページでは、これまで産婦が医療者から質問を受けた主な内容をもとに回答しております。そして残念ながら、「催眠出産」と聞いただけで門前払いを受けたケースから、催眠に対する正しいご理解がいただけるよう説明してまいりたいと思います。

「“ヒプノ赤ちゃん”ってどんなプログラム?」
「ヒプノ赤ちゃん」は、代替手段として麻酔の代わりに催眠によって痛みを取り除く、といった消極的なものではなく、主体性を持って自分たち(母と父と子ども)の出産に取り組み、本来女性の身体に備わっている穏やかで快適に「生む力」を最大限に引き出す主産教育プログラムです。

「ヒプノ赤ちゃん」を学んだ産婦は、「恐れ」という最も衰弱力の強い感情が、どのように出産のメカニズムに影響を与えるかを学んでいます。
 
潜在意識に植え込まれている世界共通の「出産」「分娩」に対するネガティブなイメージや暗示が実際の分娩に影響しないよう、出産について正しく学び、ポジティブに変換され、セルフマネージメントが行えるようにトレーニング(呼吸法、暗示技法/アファメーション、視覚化技法/ビジュアライゼーション等)しています。

例えばトップアスリートたちは同じようなイメージトレーニングを積んでいることでは有名ですね。成功イメージを何度も何度も繰り返し視覚化し潜在意識に植え込んでいきます。
教育心理学者の研究から、身体の動きをイメージの中で行うことは、身体的にその運動をした際に見られるのと同様な反応を、筋肉の中に引き起こすことが示唆されています。
自己催眠の間、脳と神経系は具体的な感覚的視覚で満たされていますが、その感覚的視覚は非常に本物と近いために、脳の中に刻み込まれます。これにより、実際に体験したことが無意識の記憶の中に組み込まれるのと全く同じ方法が引き起こされます。身体は心のロボットですから、潜在意識に植え込まれたイメージがそのまま身体反応を起こすのです。恐れや疑いプレッシャーが入り込む余地がないほどに、成功イメージをフルにしておきます。そして本番でもその通りに身体は働くのです。

「催眠ってどんな状態?」「意識はあるの?
私たちは一日に平均十数回、自然に催眠状態に入っています。考え
事をしながら車の運転をしている時、本を読みながらその世界を思い描いている時、映画やテレビを見ながら登場人物に感情移入している時、熱中してスポーツをしている時など。催眠と聞くと、まるで操り人形のように相手の思うままにコントロールされてしまう、といった誤ったイメージを持たれる方が少なくありませんが、このように決して特別な状態ではないのです。
催眠状態でもしっかりと意識はありますから、自分で自分をコントロールし、不具合な時はそれを拒否することができます。
「分娩の時(催眠状態)産婦に話しかけてもいいの?」「眠ってるの?」
「ヒプノ赤ちゃん」を学んだ産婦は、分娩時に催眠状態に入り、呼吸法や視覚化技法などを使って、意識を母体と赤ちゃんに集中します。
このため、催眠状態にある産婦は穏やかに眠っているように見えるかもしれませんが、実は心身ともにリラックしている状態にあるのです。
場合によっては、そのまま睡眠に入ることで体を休ませている時もあります。
もしも産婦が、目を閉じて穏やかなリラックス状態(=催眠状態)であると見受けられる際には、できるだけそっと見守る形でサポートいただけると、深いリラックスでの集中モードが途切れないので大変助かります。
なお、出産立会人がいる場合は、出産立会人が医療従事者の皆さまとの架け橋役を担いますので、出産立会人にお話しいただくことも可能です。
医療的に必要な場合は、もちろんこの限りではありません。
積極的にお声かけください。
「分娩中静かだけど、いったい何してるの?」
「ヒプノ赤ちゃん」を学んだ産婦は、リラックスして分娩過程へ入り、自分の身体、そして赤ちゃんと力を合わせてお産を進めていく為の様々な技法を学び、練習を重ねています。
そのため、分娩中、一見静かに見えるかもしれませんが、本来備わっている「産む力」を最大限に引き出して、穏やかな出産をクリエイトできるよう、その状況に応じた“呼吸法”や“視覚化技法”といった様々な技法を自己催眠の中で行っております。
主な技法として、“分娩過程に応じた3つの呼吸法”や“イメージの中での赤ちゃんとの胎話法”などがありますが、どれもが穏やかでリラックスした出産へと導くものです。
「なぜ“陣痛”と言わずに“波動”というのか?」「医療者が陣痛という言葉を使うことを嫌がるのか?」
「ヒプノ赤ちゃん」では理想的な出産を実現するために、出産に対する恐れを手放し、穏やかで快適な出産の成功・達成イメージを作っていくことに重点を置いています。
トップアスリートのイメージトレーニングと同様に、恐怖を手放し、成功イメージを潜在意識に繰り返し植え込んでいくのです。
痛みを想起する“陣痛”という言葉を“波動”と言い換えるのは、恐れを抱く事なく、理想の出産を実現させるための工夫の一つです。
もしも、医療従事者の皆様に無理のない範囲でご協力いただけるのでしたら、産婦にとって大変心強いことですが、医療従事者の皆様が“陣痛”という言葉を使うことを嫌がる、もしくは、“波動”という言葉を使うことを強制する事はございません。
どうかご安心ください。
「痛くないの?」「痛いのに痛くないと言い聞かせるの?」
出産とは、本来女性にとって正常で自然な機能であり、ハイリスクのケースを除き、分娩中にリラックスした状態であれば、過剰な痛みを感じることなく穏やかに出産することが可能です。
「ヒプノ赤ちゃん」を受講した産婦は、このことを十分に理解し、分娩中に心身のリラックス状態をキープできるように様々な技法を練習しています。
このため、もしも分娩中に痛みを感じるようなことがあっても、技法を用いてすぐにリラックス状態へと戻り、本来の穏やかで快適な波動運動の波に導かれていくのです。
「出産立会人(ご主人)を望まれるのはなぜ?」
「ヒプノ赤ちゃん」では、出産立会人をただお産時に居合わせる一人、ということではなく、重要な役割を担うパートナーとして考えています。
「ヒプノ赤ちゃん」のプログラムが、出産立会人であるパートナーの方と共に受講いただくことをお勧めしているのはこのためです。
出産立会人は、慣れない分娩環境での様々な対応や、医療従事者の皆様との架け橋役を担い、波動運動が始まった妊婦が出産に集中することをサポートします。
「ヒプノ赤ちゃん」における出産立会人の存在は、産婦と赤ちゃんにとって、大きな力であり、強い心の支えなのです。
「母子の命を守るために必要な医療行為を拒絶しないか心配」
「ヒプノ赤ちゃん」プログラムの理念は、医学的介入そのものを排除するものではありません!
便宜さのためだけに行われる型どおりで独断的な、あるいは不必要な医療介入を排除するものです。
「ヒプノ赤ちゃん」は代替手段ではありません。
医療措置が必要になった場合には、十分な話合いをし、納得した上で、医師に従いたいと思っておりますので、その際は状況をご説明ください。
医療者側の皆様のご協力があって初めて、安全でリラックスしたお産ができると考えています。
「医療者側はどう介入(サポート)すればいいの?」
「ヒプノ赤ちゃん」を受講した産婦は、分娩中は深いリラクゼーションに入り、呼吸法、視覚化技法などを用いて穏やかに出産できるよう意識を母体と赤ちゃんに集中します。
このため、特別な状況にならない限りは、産婦と赤ちゃんのペースが尊重されたリラックスしやすい環境作りにご協力いただけると大変助かります。
「どうして自然出産にこだわるの?」
アメリカやヨーロッパなどで行われてきた催眠を取り入れた出産法を紐解いていくと、そこには、女性本来の穏やかで、痛みの少ない、自然な出産の姿がありました。
これを元に、日本ヒプノ赤ちゃん協会の代表である宮崎ますみが現代の日本の出産環境の中で実践できるよう考案されたのがヒプノ赤ちゃんプログラムです。
古来からの自然な出産のよさを残しつつも、自然である事にこだわりすぎたり、偏った価値観を主張することなく、人間本来の力を最大限に引き出しながら、必要であれば現代医療の恩恵をも受け入れ融合した内容になっています。
まさに催眠を用いた次世代の自然出産法なのです。

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